柿木園鍼灸治療院

なぜはり治療をすると肩こりが解消されるの?鍼灸師が解説

肩の筋肉のこりに鍼

 

鍼治療をご存知ですか?
はり」と読みます。

針と書かれがちですが、正しくは「」です。
(以降の文章の「はり」の表記を「鍼」で統一させていただきます。)

実物は「針」に似ています。
しかし、手芸で使う鍼よりもずっと細いです。

皮膚に鍼を刺し、筋肉の表層の部分を刺激して、治療をします。

この記事は「根本治療で、明日も1週間後も1ヶ月後、1年後も健康でいられる」

を念頭に、新宿御苑駅すぐの治療院で肩こり専門で鍼灸治療と整体治療をしている、新宿の柿木園(かきのきぞの) 鍼灸・整体院が書いています。

今回は鍼治療とは

  • どんなものなのか
  • なぜ鍼治療で肩こりが良くなるのか

 

を解説していきたいと思います!

そもそも鍼治療ってどんなことをするの?

鍼治療のイメージは「こわい」だと思います。

筆者も初めて鍼を体験するまで、すごく怖かったので、よくわかります。

しかし、刺しているところは身体のほんの表面の部分です。

鍼の歴史は古代中国までさかのぼります。

身体のどこを刺激すると、どんな効果があるかを示した「ツボ」というものがあります。
ツボなどといった東洋医学の知識をまとめた『黄帝内経』という中国最古の医学書があります。
現在の鍼灸治療はこの『黄帝内経』の考え方をもとにしています。

日本には6世紀の古墳時代くらいに中国から伝わったとされており、江戸時代までは日本国内で盛んにおこなわれていました。
鍼はツボに、細い針を刺していくことで、身体の不調を改善していきます。

身体に鍼が刺さる深さはほんの3ミリ~1cmぐらいです。

鍼は、筋肉の表面を覆っている「筋膜」や、「筋肉のコリ」に刺激を与えます。

また、鍼治療は国家資格である「きゅう師」を持っている人が、人に治療をできます。
「きゅう師」になるためには最低でも3年間の専門学校を修め、卒業してなおかつ国家試験に合格をしなければいけません

ですので、解剖学や生理学をはじめとした、身体についてしっかり学んで試験に合格した人たちが、晴れて「鍼灸師」になれます。

ちなみに、鍼灸治療はWHOからさまざまな症状に対して効果があることが認められています

 

鍼治療で使う道具の一例

日本では、日本人の身体に合わせた「日本式」の鍼を使用します。

いくつかのメーカーさんがありますが、当治療院の鍼はユニコさんの鍼を使用しています。

鍼の直径は0.12~1.2㎜。
髪の毛程度の細さです。

ご自身の髪の毛1本を使って皮膚の表面をツンツンしてみてください。

髪の毛は素材が柔らかいのでふにゃっとしてしまいますが、皮膚を触っていることがわかるかどうかくらいだと思います。

鍼の材質はステンレスやアルミなどなので、もうちょっと硬い感じになります。

しかし、鍼を身体に刺した時にはあまり痛みは感じません

すごく凝り固まっているところに刺すと「チクッ」と感じることがあります。
「チクッ」といっても、蚊に刺されるくらいの感覚です。

また、じんわりとコリに効いている感覚があることがあります

使う前の鍼は小分けになった綿棒のようなイメージで、箱に入っています。
これを使う分だけ袋から開けて、使い捨てで使用します。とても清潔です。

鍼の太さはおそらく、一般的には3番(鍼の太さ0.2mm)が多いと思います。

ちなみに当治療院は細い1番(鍼の太さ0.14mm)を使っています。

一般的に美容鍼で顔に使うような細い鍼です。

ですので、「体に鍼が刺さっている!」といったような「チクッ」とした痛みは出にくいです

鍼が身体に入るのは、ほんの数㎜!

鍼を身体に入れる深さは、3~10㎜くらいです。

もちろん身体の部位によって、刺す深さも変わります。

今、私たちが受けている鍼灸治療はほとんど日本式のものです。

日本式の鍼治療では、細い鍼を使うことで痛みをできるだけ少なるするようにしています。

身体が繊細な日本人に合うようにしているわけです。

皮膚は上から順番に

  • 表皮(いわゆる触ることができる皮膚)
  • 真皮
  • 皮下組織(皮下脂肪などがある)

という組織で構成されています。

そして、その下に

  • 筋膜
  • 筋肉

があります。

筋膜とは、筋肉の表面をおおっている膜のようなものだと思ってください。

皮膚は分厚いところで2.2㎜ほどあります。分厚い所と言っても、2.2㎜なのでとっても薄いですね。

その薄い皮膚を通り越して、筋膜や筋肉のコリに届くように刺していきます

鍼灸師は、専門学校生の時に、人に鍼を刺す練習などを沢山行っています。
ですので、神経や血管を避けながら鍼治療を行う方法を習得しています

また、鍼をする前は、鍼灸師はもちろん手などの消毒もします。
さらに刺す部分も必ず消毒をしてから鍼を刺します。
鍼を抜いた後にも消毒をしますので、衛生面の配慮は徹底して行っています

鍼治療が身体に効く仕組みを解説

ここまで記事を読んでくださった方は、解剖学のことが少しわかったと思います。

本題である「なぜ鍼治療が身体に効くのか」をお話ししていきます。

 

肩こりの原因は簡単に言うと、

「肩まわりに余計な力が入るような姿勢になってしまっているから」

です。

 

余計な力が入っているせいで、筋肉はいつも縮んでいます。

筋肉が働きっぱなしになっているということです。

働きっぱなしの筋肉が縮んだまま固まっている状態です。

 

鍼は、約2㎜前後の皮膚を通り越して、10㎜弱くらいの深さでツボや筋肉を刺激します。

筋膜や筋肉が固まっているところを刺激することで、身体のコリが緩んでいきます。

 

絡まった糸がほぐれるようなイメージが近いです。

 

例えばネックレスが絡まってしまった時に、つまようじなどでつついたり、結び目に隙間ができるようにいじっていくと、ほどけて元の長さに戻っていきますよね。

 

鍼治療も同じようなイメージです。

 

身体の凝り固まった部分に鍼を刺していくことで、コリをほぐしていきます。

マッサージやストレッチに比べて、より内部までアプローチできるのが、鍼治療の良いところです。

治療をしている鍼灸師側も「今筋膜に触ったな」とか「今筋肉のコリに届いたな」といった感覚がわかります。

そして、患者様の身体を触っていくうちに、身体の凝り固まっているポイントがだんだんわかるようになっていくので、コリがほぐれるように鍼を刺していくわけです。

まとめ

  • 鍼の歴史は古代中国から始まっている
  • 繊細な日本人用に痛みが少ない日本式の鍼を使っている
  • 身体に刺すのは10㎜程度
  • 筋膜や筋肉のコリを刺激して、身体をゆるめる

鍼って、なにをやっているかわからないし、どうして身体に良いのかわからないからつい「わからないから、こわい」というイメージがありますよね。

この記事で、少しでも鍼治療について知っていただけたら嬉しいです!

 

身体のこと、鍼のことなどで気になることがあったら、是非お気軽に、鍼灸師に聞いてみてくださいね。

 

特に、当治療院では、細い鍼を使用していますので、痛みを感じにくいです。

 

ちなみに、治療院によっては刺さないタイプの鍼治療もあります。
刺さないタイプの鍼治療は、鍼灸院の方針であったりなかったりしますので、受けてみたい鍼灸院に問い合わせてみてください。

 

身体のコリは、服のシワがよっているようなものです。
ひとつのコリが原因で、身体の他のところにも、不調が出てしまうときもあります。

しかし、鍼灸であれば、身体の全体のバランスを整えるような治療ができるのが良い点です。

特に肩こりなどの不調って「病院に行くほどではないけれど…」と思って、放置してしまいがちです。

しかし、鍼灸治療は「まだ病気程ではないけれど、身体に不調がある」という「未病」の治療を得意としています!

なんとなく体調がすぐれない時は、鍼灸治療を思い出してくださいね。

 

ちなみに、約1分半の動画でこの記事と同じ内容をお話ししていますので、良かったらご覧ください!

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